
車、船、汽車、自転車など、いろいろな乗り物の絵本を楽しみました。
初参加の子ども達も、舟に乗ったり、波に洗われたり、遊びにも積極的に参加してくれました。
講座テーマは「乗り物に乗ろう!」ということで、現実的な乗り物から、実際にはなかなか乗れない乗り物まで、絵本の中で楽しみました。

親子プログラムで読み聞かせした絵本は4冊。
『のりもの』(絵本館)
『ぶーぶー じどうしゃ』(福音館書店)
『おふねが ぎっちらこ』(福音館書店)
『がたごと がたごと』(童心社)

今回は2種類のわらべうた・手遊びで遊びました。
♪おふねがぎっちらこ♪では、小学生のお兄ちゃんもノリノリで遊んでくれました。
親子のスキンシップが極端に減ってくる小学生だからこそ、こうしてお母さんと遊ぶのは嬉しいのでしょう。

もう一曲は♪こまんか こまんか♪
「こまんか」とは小さいという意味です。小さい波がだんだん大きくなる様子を、ハリのあるチュールなどの青い布で表現しました。
最後は子ども達の上に波をざっぶーんとかけます。

子どもの製作・作って遊ぼう!は「トラックに何乗せる?」
トラックと荷台に載せる荷物を作りました。

絵本講座は、「乗り物に乗ろう!」というテーマで、『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』(福音館書店)その他の読み聞かせと共に、30冊以上の乗り物の絵本をご紹介しました。

『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』は、バージニア・リー・バートン作、村岡 花子 翻訳の乗り物絵本の名作です。
『ちいさいおうち』(岩波書店)の作者でもあるバートンの絵本は、文章のフォントや配置も内容に合わせてデザインされ、躍動感があふれています。
ちゅうちゅうが逃げ出してどんどん走るページは必見です。

きかんしゃの絵本には、ロングセラー絵本がたくさんあります。
『きかんしゃやえもん』(岩波書店)
『小さなきかんしゃ』(文化出版局)
『はしれちいさいきかんしゃ』(福音館書店)

きかんしゃ、電車、新幹線などは、旅気分を味わえるものもあって、みんな大好きですね。

電車の絵本でも変わった視点の絵本があります。
『ふみきりくん』(福音館書店)
朝から晩までみんなを守りながら一日を過ごすふみきりから見る電車が描かれます。

車の絵本は、図鑑的なたくさんの種類の車を楽しむ絵本から、自分が乗ってる気分になるお話などいろいろあります。
『おじいちゃんの くるま どこ?』(福音館書店)
『ぶーぶー じどうしゃ』(福音館書店)
『ずかん・じどうしゃ』(福音館書店)
『のりたいな』(福音館書店)
『つぎ、とまります』(福音館書店)

子どもには乗る機会がないけれど大人気なのがはたらく車。
その中でも長く愛されているのが『しょうぼうじどうしゃじぷた』(福音館書店)
小さいからこそ役に立ったじぷたに、子ども達は共感できるのでしょう。
『はたらくくるま』(インターコミュニケーションズ)
『ビルをつくるじどうしゃ』(金の星社)

『ジブリルのくるま』(ビーエル出版)は、本物の車はでません。
貧しいジブリルは、自分で車のオモチャを廃材で作ります。けれど、お父さんに怒られて処分することになり、売ることにします。
すると、りっぱなオモチャの車を持った子が気に入って買ってくれます。
小学生以上の子にも読んであげたい絵本です。

ふねの絵本もたくさんあります。
『ガンピーさんのふなあそび』(ほるぷ出版)もロングセラー絵本です。
大らかなガンピーさんには、子育てを見直すきっかけをもらえるかもしれません。
一応注意するけど、やっぱりやらかすよね、という繰り返しに平然と対応するガンピーさん。
親として実践はなかなか難しいけれど、見習いたいところです。
『おふねが ぎっちらこ』(福音館書店)
『ふねが きた!』(福音館書店)
『ジャック船長とちびっこかいぞく』(ビーエル出版)
『チムとゆうかんなせんちょうさん』(福音館書店)

最後に空を飛ぶ乗り物をご紹介。
絵本の中なら、ロケットにだって乗れます。
『ろけっとこざる』(岩波書店)
『ごろごろ にゃーん』(福音館書店)
『ちいさいひこうき』(福音館書店)
『ルイのひこうき』(偕成社)

資料には、ご紹介しきれなかった絵本を含めて40冊の乗り物の絵本と、テーマ絵本作家(山本 忠敬 、バージニア・リー・バートン)の作品10冊の絵本リストがあります。
オンライン講座では資料をダウンロードできます。
子どもの成長に合わせて、気になる絵本から読んでみてください。
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