〈51〉【クマの絵本】@国立

2017年5月14日(日)

 

第51回キッズ・ブック・スペース【クマの絵本】を開催しました。

前回のウサギ同様、クマの絵本も大量にあり、取捨選択が大変でしたが、長く愛されてきた絵本、幅広く人気のある絵本、何種類もある昔話『3びきのくま』などを中心にご紹介しました。

 

 

 

 

親子の読み聞かせ絵本は、『どろんこ どろんこ! 』(福音館書店)、『くまのコールテンくん』(偕成社)、『クマクマ、クマがいっぱい!』(評論社)、『くまさん おでかけ 』(福音館書店)。

赤松先生が用意したくまのコールテンくんと一緒に、♪くまさん くまさん♪の歌に合わせて全身を使って遊びました。

子どもの時間の作って遊ぼう!は、『てくてく くまさん』。
クマに色を塗って、模様を描いたら、後ろのゴムに指を入れてテクテク歩かせます。

大人の時間は、『クマの絵本の読み比べ』ということで、昔話から現代までのクマの絵本をご紹介しました。

 

読み聞かせ絵本は、『くまとやまねこ』(河出書房新社)
大切な友達の小鳥が亡くなって悲しみ閉じこもるクマの心を、やまねこが静かに解きほぐしていく様子が、白黒の絵の変化で表現しています。

 

 

 

イギリス民話の『3びきのくま』は、日本では『戦争と平和』などで有名なロシアの作家トルストイの書いた絵本で知られていますが、日本と海外の著名な画家による絵本がたくさんあって、その違いが楽しめました。

日本の昔話からは『きんたろう』(教育画劇)をご紹介。こちらは、見応えのある絵本が一冊しか見つかりませんでした。


足柄山でクマと相撲を取った金太郎は、山姥と雷神の子どもといわれます。
成長して源頼光に認められて坂田金時となり、酒呑童子討伐や土蜘蛛退治で有名な頼光四天王の一人となります。
浮世絵では酒呑童子討伐や土蜘蛛退治の様子を描いた作品が沢山あるのですが、絵本では見つからなかったのが残念です。