〈1〉【繰り返しが楽しい絵本①】『おおきなかぶ』

2012年1月28日(土)

第1回キッズ・ブック・スペース【繰り返しが楽しい絵本①】『おおきなかぶ』を開催しました。

(無料体験企画1)

 

♪のねずみ♪、♪山小屋いっけん♪、♪小さな畑♪の手遊びや、大型絵本や木製パズルで『おおきなかぶ』を楽しみました。

最初は親子の時間。
お母さんやお父さんと一緒に絵本の読み聞かせや手遊びを楽しみました。

「あなたのお名前は」の歌にのせてお父さんやお母さんのお名前を聞いたら、今度は子どもたちの番。みんな元気よく名前と年齢が言えました。

 

最初の絵本は『かぶさんとんだ』

 

かぶさんとんだ (福音館の幼児絵本)

 

ある日、台所のかぶが空へ飛び出しました。かぶはどこへいってしまうのでしょう?

 

かぶのおはなしから「ちいさなはたけ」という歌が始まります。
小さなはたけから、中くらいのはたけ、大きなはたけ、と歌を繰り返すうちに、
みんなで手を動かして歌えるようになっていました。

 

畑で大きなかぶができたところで、メインテーマの絵本『おおきなかぶ』です。

おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)

 

小さな本ではよく見えないからと出てきたのは、大きな絵本の『おおきなかぶ』。

 

大型絵本 おおきなかぶ (こどものとも劇場)

 

 

本当に大きな絵本なので、お手伝いの先生が出てきてくれました。

 

ベテランの幼稚園の先生の読み聞かせは、内容はわかっていても本当に楽しめます。
そのうちみんな引き込まれて一緒に声を出していました。
「うんとこしょ、どっこいしょ」

 

今度は、木製パズルで『おおきなかぶ』を再現します。

おじいさん、おばあさん、まご、犬、猫がひっぱってもかぶは抜けません。
そこにネズミが加わると、カタン!
かぶはぬけました。

子ども達もおおきなかぶのパズルで遊んだところで、大きな大きな絵本の『おおきなかぶ』をみんなで運んで、子ども達は制作ルームに移動です。
ここから、子どもの時間と大人の時間が始まります。

 

 

 

【子どもの時間】

 

お正月は何をした?というお話から、『あけましておめでとう』の読み聞かせ。

 

あけましておめでとう (ピーマン村の絵本たち)

 

お正月にやるコマや凧を作ってみることにしました。

CDにビー玉をつけたものに、好きな色を塗ります。
回したらどんな色になるかな?

ヘビと龍のミニ凧も作りました。

 

先生のお手本はこんな感じですが、みんなのはもっとカラフルで楽しいものができました。

先生のお手本はこんな感じですが、みんなのはもっとカラフルで楽しいものができました。

作りたくない子はいろいろなコマで遊んでいました。

 

キッズ・ブック・スペースではこれをしなければならない、ということはありません。
いろいろな本に触れて自分が何を好きか判断するには、自分が何をしたいのか、何が好きなのかをいつも感じる必要があります。
みんながしてるから、大人がしなさいと言うから行動するのではなく、自分はどうしたいのか、どうしたら楽しめるのか、ということに素直になれば良いのです。
その中で、自分ならこうするのに、と思った時初めてやる気が出るのです。
この女の子も、自分なりの凧作りを始めました。

 

【大人の時間 】  

お父さんとお母さんは、現役の幼稚園の先生をしながら絵本講座で講演をされているゲスト講師の大山先生のお話を聞きました。
いろいろな絵本を読み聞かせながら紹介し、子どもには本を与えるのではなく、読んで聞かせることの大切さを教えていただきました。

 

質疑応答の時間にはほとんどの方が質問をしていました。

「図書館に行くと、子どもは年齢的に難しい本を選んで、結局読んでも聞いてくれないのですが」
「同じお話でもラストが違っていて、どれを選んだら良いかわからないのですが」
「字が読めるようになったら自分で読ませてよいでしょうか」
など、いろいろな質問に、ご自分の体験を交えながら丁寧に回答していただきました。

初めて出会う子ども達と親御さんがどこまで楽しんでいただけるか不安もありましたが、積極的にご参加いただき、普段の疑問も解消されて有意義な時間を過ごされたようです。